· 

紅のめぐりより~花笠の紅~

こんにちは。

紅のめぐりの話題が続きます。

 

皆さま、毎年8月の3日間開催されます『山形花笠まつり』はご存知ですか?

そのお祭りで踊るときに持つ花笠。

 

私はずっと紅花の花をあしらっていると思っていましたが、

 

花は花でも、摘んだあとに染色原料として加工された『紅餅(べにもち)』のことだと教えていただきました。

 

花笠は、『筵(むしろ)に広げた紅餅』を表現しています。

紅餅

 

紅餅づくりを体験して 見て知ったとき、

 

紅花の文化や技法の点と点がピタッ!とつながり、そのルーツに感動しました!


摘んだ花は、何度も水洗いして黄色の色素を取り出します。

 

その後、発酵させながら寝かせると、黄色から橙色、そして紅色へ変わります。鮮やかですね(o^^o)

それを臼と杵などでついてから、お煎餅のように平たく整え、乾燥させたものが紅餅です。

 

この紅餅が、染めものや口紅などの素となります。


乾燥させると保存性よく、昔ながらの知恵と技。

 

この手仕事を知らぬまま、昔、ほんの少しですが、ただただ踊った私。。

 

それを知った今、まつりの踊りで高々と掲げられたたくさんの花笠を見たら、きっと胸がいっぱいになりますね。

 

写真のハガキは実家に帰省したとき、観光案内所でいただきました^^

 

そして知ってしまったからには、そのルーツをかみしめて、気持ち新たに踊らなければなりません!

 

花笠踊りは、今、4つの踊り方があるそうです!?

 

またひとつ、紅のめぐりに入りこんでしまっています(笑)