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紅のめぐりより~紅花畑に流れる涼やかな色風~

こんにちは。

ここ最近、秋晴れと共に乾燥する日が続いていますね。

喉が弱い私は、この乾燥で喉がすぐイガイガしてきます。

今はインフルエンザなども流行っているようですし、身体を労ることを疎かにせず、大切にしたいですね。

 

先日の投稿での「紅のめぐり」

印象深かった3つのことをひとつの絵にしたのですが、

 

そのうちのひとつ、

 

~紅花畑に流れる涼やかな色風~

『涼しくなってきましたね』

 

山形県西置賜郡白鷹町の紅花畑にて紅花摘みの体験をさせてもらったとき、

オーナーさんがそうつぶやきました。

 

あ、少し風が出てきたかな、と思ったのですが、その涼しさは、紅花の色を見てのつぶやきでした。

皆んなでひとつひとつ摘んでいくと、赤くなった摘み時の花は、それぞれ腰に下げたカゴの中に。

 

そうすると、だんだんと紅花畑は赤みを帯びた色から、まだ摘むには早い若い黄色の花が残ります。

 

摘みながら変わる、紅花の色風の流れ。

 

『まだまだ続くけど、ホッとします』と。

 

無事に収穫が進み、ホッとする涼やかさだったのですね。

 

その言葉だけで、ひとつひとつの手仕事のご苦労が伝わりました。

 

紅花の紅色、赤色の色素はひとつの花からたった1パーセントしか採れません。1パーセントの恵み。

 

私も体験といえども、その恵みをしっかりと次へのめぐりに繋がるよう、より丁寧に愛情をもって摘んだ時間でした。