型があっての、型破り~リクエストレッスンより~

こんにちは。

 

皆さまは、「好きに描いていいよ~」と言われた時、どのように思いますか?

 

「はい!喜んで!」と自由に描き始める方もいれば、

「え。。何をどう描けば。。。」と手が止まる方もいらっしゃると思います。

 

先日のレッスンでは、

イメージが広がりにくく、すぐに自由に描けない。長時間描くことが難しい方がパステルアートを楽しむためのポイントを知りたい。というリクエストいただき、用紙や色選び、画材についてのポイントと、参考にしていただく絵柄をご提案し、意見を出し合いながら一緒に描きました。

「どうぶつたちの、ものがたり ~クジラとゾウ~ 」

指で描くパステルアートでは、型紙を使うことが多いです。

 

指で色付けるので、指だけでは表現しにくいカタチの幅を広げられます。

 

そして型紙があることで、絵を描き始めたばかりの方や、カタチ作るのが苦手と感じる方でも、『まずは描いてみる!』のチャレンジがしやすいです^^

 

最初の描き始めで「むむむ。。」と立ち止まる気持ちをピョーンと飛び越え、

 

パステルならではの優しい彩りや色の重なりに気持ちも和み、「どんなふうに出来るんだろう~」と思いながらも描き進めて仕上がったときの喜び。

 

とても嬉しい時間です^^

 

『型があるから、型破りができる』

昔、そんな言葉を聞いて、なるほど~と思ったことがありました。

後に、その言葉は歌舞伎役者の中村勘三郎さんの座右の銘としてもよく知られていたと、知りました。


今回のレッスンでサンプルの絵を一緒に描きながら、

最終的には15センチ角の用紙に、パステル2色と、どうぶつ型紙一枚にしてみよう。の案となりました。

 

まずはパステルを削り指に取ってもらうこと。

2色の色とグラデーションを楽しむ。どうぶつの型紙は使いやすいよう大きく、ひとつ。

 

不思議なもので、最小限&同じものを使っても、皆さんの仕上がりはそれぞれの彩りとなって表れます。

 

型紙ありの小さなキッカケが、キラリと光る型破りの一歩に^^

 

これから長く楽しんでいただけるパステルアートになるよう、ひとつひとつの喜びを積み重ねていってほしいです。

 

リクエストいただきありがとうございました。

皆さまと一緒に楽しまれたお話をお聞きできることを、楽しみにしています♪