多くの人が知る紅花ですね。
山形出身の私も、紅花産地ということはもちろん、織り物の優しい色や、学生のころ花笠踊りを体験したときに使った花笠の紅花飾りの色など、思い出します。
映画『紅花の守人』では、紅花の作品が生み出される前の前、
タネをまき、育て、紅を引き出し、作品へと繋いでいる皆さまが今ここにいることの素晴らしさを知りました。
今まで商品を通して紅花を感じるのみでしたから、そこまでの工程や作り手の思いは初めて見る・知ることばかり!
手から手へ繋ぐことの昔ながらの豊かさ。大変さ。今の時代、その先へ繋いでいくとはどういうことなのか。
じんわりと、いろいろな思いが広がる映画でした。
写真の右手前が紅花の花びら。
右奥が花びらを洗い・赤くなるまで発酵させてから煎餅状にした紅餅。
左側にある素敵なお化粧品には玉虫色の化粧紅が入っています。
上映会の翌日は、ボランティア花壇での植え付け体験会がありました。
一生懸命に植えるお子さん、見守り手を添えるお父さんお母さん。
この時も、手から手へ繋いでいるんだなあ。
そんなふうに思うと、
何気ない日常のひとつひとつが大切な時として感じます。
もし、そう感じたことを忘れそうになったら、紅花の守人さん達を思い出そうと思います^^
映画の中で「最上川舟唄」が流れました。
船頭さんのかけ声の唄から始まります。
“ヨーイ サノマカーショー エーンヤコラマーカセー”
懐かしいー!久々に聴きました。
日本海の船の拠点・酒田の港まで、荷を載せた船を漕ぐ船頭さんの唄です。
紅花も載せてたよね、最上川を下るのはきっと楽ではなかったよね。。
今まで気にも留めていなかった舟唄風景が、今は紅花の道として広がっています。
今ここで舟唄を聴くとは何だか不思議。紅花、今も各地を巡ってますね。
来月は山形へ行き、実際に摘みや染めに触れ、現地を歩いてきます!^^