こんにちは。
今日の一枚は、東大和市にあります市立狭山緑地の竹林の紅葉を描きました。
緑地手入れ作業ボランティア「雑木林の会」にて、緑地保全のための勉強会がありました。
私は昨年から参加していますが、今回の散策勉強会は初めて。
緑地の中を歩き、エリアごとの特徴や取り組みを教えていただきました。
「竹の紅葉は今の時期、春なんです」
そう聞いて、竹林のそばに顔を出していたタケノコばかり見ていた私は一気に空を見上げました!
今まで気にも留めていませんでした。竹の紅葉。
緑鮮やかなコナラの葉っぱと、黄色に色づいた竹の葉、綺麗でした。
春のタケノコの時期が終わると葉の入れ替えが始まります。
紅葉と共に新しい葉がすぐに出てくるそうで、紅葉の期間は短いそうです。
ここ狭山緑地の竹林は丁寧にお手入れされていて、とても清々しく美しいです。
全国には手入れがされず放置されている竹林も多いそうです。
工芸品や生活材として昔から暮らしと共にあった竹林ですが、
その利用も減り、手入れする人も減り、放置されて竹やぶ状態になった竹林は、
低い草木の生えないエリアになるなど植生のバランスを崩したり、保水機能が悪くなるなどの影響が出てきます。
竹の紅葉を見て、
お手入れの行き届いた竹林を見て、
暮らしと共にあることの意味をあらためて感じる時間にもなりました。
春の味・タケノコの楽しみと共に、
各地の竹林で美しい紅葉が見ることができ、恵みとめぐみ感じる楽しみのひとつであってほしいですね。
今年の冬、緑地内で行われた炭焼きと竹酢液づくりを見ることができました。
伐採した竹を利用しての、そのひとつひとつの丁寧な作業に頭が下がります。
そして、それらの利用や循環は本当に素晴らしく、感動しました。
便利な時代になっても、それらの恵みを大切にする心は無くしたくないですね。
今年はもう少し多く参加できるようにして、それらを体感したいと思っています^^