一度愛着を持つと、ほんと目に留まるツユクサです^^
夏が過ぎて、他の草木からぐーんと背を伸ばして、花びらの色も濃さを増した青。
儚いイメージを覆された、このシャキッとした姿、好きです。
ツユクサは和ハーブのひとつです。
暮らしに身近な役割としては、染め物の色として利用されてきました。友禅染の下絵を描くときの染料です。
水溶性の色素のため、水に浸けると青色が消えてしまいます。下絵描きにその性質を利用したのですね。
そして、虫寄せのための花粉のない雄しべの方に引き寄せられていた小さな蜂。
自家受粉できるツユクサですが、念のため虫による受粉もしてもらうためのプランB!
蜂がつかまえている方には花粉がなく、下側の方の雄しべに花粉があります。より目立ち虫に来てもらうための知恵ですね。
前にアップしました、ツユクサのプランB。
ツユクサは染め物の材だけではなく、食と薬としても利用されてきました。
春の若葉や茎はおひたしなどに。
葉や茎を乾燥させてお茶に。下痢止めや解熱、むくみ対策などで利用されてきました。
生薬名は「鴨跖草(おうせきそう)」
我が家のベランダでも、咲いていました。
このツユクサ、だいぶ前に観察用に持ち帰り、花も終わったのでプランターにそのまま、ほんとそのまま置いていたのです。
そのうちに新しい根っこが生え、また新しい花が。
ほんと強い!
来春、こぼれた種から芽が出て 我が家の和ハーブ兄弟の仲間入りするかもしれません^^
【ツユクサ(露草)】
ツユクサ科ツユクサ属の一年草
原産地は日本や東アジア
私たちの足もとにある日本のたからもの「和ハーブ」
古くも新しい草木の息吹を再発見してみませんか?
10月22日(土)10:30~
和ハーブワークショップ~和ハーブソルトづくり~受付中です!
ご参加お待ちしています^^